美的な感情と芸術認知

櫃割 仁平/Hitsuwari Jinpei
ヘルムートシュミット大学(Helmut-Schmidt-Universität)ポスドク研究員
日本学術振興会

プレゼン資料
当財団で助成選考委員会を開催した際の資料となります。
最終目標と中期計画
最終目標
✅ 西洋中心の芸術心理学領域で、日本発の研究を倍増させる
✅ 日本的美意識も包含するモデルを提唱する
中期計画(3年計画)
1年目:いけばなの研究/朽ちた美の研究
・オンラインでいけばな画像(ドイツ在住華道家金子亜希子さん提供)を評価する日独比較心理実験を行う
・2年目以降の準備
・金継を施した茶碗やさびれた日用品などを使用するする日独比較心理実験を行う
・その他、俳句、雅楽、書道など、これまでも行ってきたテーマに関する追加の調査や実験を計画/実施、成果発表する可能性がある(2年目以降も同様)
2年目:いけばなの研究/朽ちた美の研究
・実際の花を用いて評価を行う日独比較心理実験を行う(花の枯れ具合を操作)
・朽ちた美を感じている時の脳機能測定(MRI)研究の準備
3年目:いけばなの研究/朽ちた美の研究
・MRI研究の実施
・学会および論文上で、文化的経験美学のレビュー(これまでの成果をまとめて)を発表する